
こちらはコンビニオーナー必見
飲食店などフランチャイズに関わる人皆に見ていただきたいドキュメンタリー映画です。
マクドナルド創業者レイクロックが無名の営業マン時代にマクドナルド兄弟からハンバーガー店を買収して世界一の企業になるまでの物語です。
この物語はマクドナルドの第一号店は創業者レイクロックではなく
マクドナルド兄弟だということがポイントにあります。
この映画では2つの視点から学びがあります。
①事業者として絶対に諦めない、どんな可能性もチャレンジし続ければ成功できる
②フランチャイザーがどんなふうに加盟店を見ているか
ファウンダーハンバーガー帝国のヒミツ見どころ
フランチャイズビジネスの良いところ
「ノウハウ」がお金になる。
「ノウハウ」を買うことですぐビジネスができる。
マクドナルド兄弟は開発した注文から30秒でハンバーガー提供といったシステムとビジネスモデルを作り出すまで2回廃業しています。

最初はホットドッグ店、次はドライブウェイのレストラン、次にハンバーガー店。
ハンバーガー店を始めてからもメニューを徹底的に絞り込みハンバーガー、ポテト、飲み物だけにして皿とフォーク、ナイフで提供ではなく使い捨ての包み紙に変更。
限界まで簡略化、効率化することで作り上げられた「ノウハウ」を事業者に売って事業拡大し、事業者は経験がなくても「ノウハウ」を買うことでビジネスができる。

開業資金、廃業リスクが少なくて済むのがフランチャイズのメリット
フランチャイズの権利を次々と契約していくシーンでは夫婦がターゲットになっています。

「金持ちはだめだ、すぐ手を抜く」
「生活がかかっている人間でないとがんばらないから契約しない」
まさしくコンビニオーナーのことを言っているようでこのシーンはかなり思い入れがあります・・・。
フランチャイジーの弱い立場
マクドナルド兄弟との契約が強い状態だったとき、チェーン展開で店舗数を増やすことより品質、提供スピードを重視していました。
そのときのシーンのセリフが忘れられません。
「品質を落とすような店は退場してもらう」
「契約だから例外は認めない」
これもコンビニオーナーの「嫌ならやめろ!」と言われているのと同じです。
クレームが日本一多いとの内容で契約解除となった某セブンイレブンもこれと同じフランチャイジーの弱い立場から店舗を失うことになりました。
また、マクドナルドのフランチャイズ展開も土地建物、商品が会社のものでフランチャイジーには選択の自由がありません。
「シェイクを保存しておく冷蔵庫の電気代が維持できない。なんとかならないか」
というフランチャイジーの事業者からの相談に「契約だから例外は認めない」と全く聞く耳を持たないのは現代も同じです。

「マクドナルドは飲食業ではない、不動産業だ」
このようにどんどんフランチャイズ展開して会社は出店が進めば巨大な富と権力を手にし、どんどん傲慢になっていく様子が描かれています。
契約も大切ですが、定期的に見直しはしてほしいですね。
フランチャイズ事業者として必要なこと
フランチャイジーの視点からの感想を多く書いてしまいましたが、創業者レイクロックも凄まじい行動力で無名の営業マンから成りあがっています。
また、レイクロックがマクドナルド兄弟と契約して自分自身がハンバーガー店をやる時、自宅を抵当に入れてまで契約をすることで非常に苦労する場面も描かれていて「どうにかしようとする行動力」は1番学ぶべきところでした。
ユニクロ柳井正さん、ソフトバンク孫正義さんもバイブルとしているレイクロックの自伝をわかりやすく図解にしたものです。
オリジナル自伝の訳もありますが読むのに3日ほどかかってしまいましたのでこちらが簡単に読めてオススメです。
フランチャイザーの立場からの考えの理解が進めば上手にフランチャイズのメリットを利用していけるはずです。
成功できる強い事業者となって人生の価値を高めていきましょう。
俺の遺言でした。