本格的にコンビニのオーナー業から離れて3カ月近く立ちます。

離れてみてわかったフランチャイズ加盟でコンビニをやることの良さについて記します
今後もコンビニを続けていく人、悩んでいる人のヒントになればうれしいです。
結果的には収入は少し減っていますが、家族の時間・自分の時間が何倍も増えていますのでリスクがあっても決めたことには満足しています。
フランチャイズのメリット)看板の力は偉大
コンビニの前は会社員です。営業職でした。

営業って手に職もスキルもつかないし転職35歳限界説、つぶしがきかないよね
色んなところでこのような話を耳にしたことがある方、多いはずです。
コンビニを始めるきっかけも年収や転職、リストラといった将来の不安から独立を決心。

最も看板の力が大きいチェーンに加盟しました。
コンビニの看板がなくなり1人の個人として中年男性が仕事をすると
全く誰も相手にしてくれず
1円すら稼ぐ力もありませんでした。
看板の後ろ盾があるときは店をあけているだけで何百人と勝手にお客さんのほうから入ってきてくれます。CMもしてくれますし商品も作ってくれて毎週新しいものが出ます。在庫チェックもしてくれて帳簿も作ってくれます。
制服を着ていれば安心してチラシだって受け取ってくれるし常連さんが声をかけてくれます。

コンビニの加盟しているときは当たり前だと思っていたし、何ならもっと改善してほしいと不満を持つことも多くありました。
1人の中年男性としてならどうでしょう?

チラシ配りすら誰にも受け取ってもらえない現実があります
看板の後ろ盾がなくなって放り出されたとき何も出来ない自分の無力さに絶望したし、看板の偉大さに甘えていたんだなと感じました。
看板の力を使いたおす、利用しまくるぐらいの気持ちで商品もCMも販促も大事にすべき
フランチャイズは仕事のノウハウを聴ける、もらえる
「発注していないのオーナーさんの所だけ」
「クレームが来ていました」
「勉強会来てください」
鬱陶しい本部社員のこのような投げかけも聞けば無料でノウハウがもらえる
また、近隣のオーナー仲間に電話1本かければ無料でノウハウがもらえる
ネットで仕事ができたらなにやら在庫リスクもなくて細かく稼げるらしい
この程度の知識しかなくパソコンすら持っていなかったので
・どのパソコンを買えばいいのか
・何をインストールすればいいのか
・誰に聞けばいいのか
・何から始めればいいのか
ネットで有料の情報商材を買いましたが役に立ちませんでした。
Youtube動画で欲しい情報を探すため膨大な時間を浪費しました。
フランチャイズ本部の看板の力で欲しいノウハウをすぐにもらえる環境があるというのは相当なメリットだと覚えておいてください。

例えばTwitterで「Webで月収100万円」なんて書いている人にいきなり質問をしても、見ず知らずの中年男性など相手にしてくれるわけがありません。
行動すれば行動するほどノウハウ、情報を得られる環境がフランチャイズに加盟しているときはあったんだなと感じます。
遠慮は禁物です。本部社員や周りのオーナー仲間に頼りましょう。人に聞くことを恥じずどんどん聞いて看板の力を使いまくる人が勝ちです。
フランチャイズがルールが多いのは守られている
「自転車はレジから経費として出さないでください」
「独自で仕入れをするときは報告してください」
「スタッフに健康診断受けさせてください」
フランチャイズに加盟しているとこういう足かせのようなルールが非常に多いです。

独立の事業主じゃねえのかよ
サラリーマンの時と一緒じゃん
この様に感じることもありました
コンビニ加盟店が独自に仕入れをしてお客様に食中毒等の問題が発生したとき被害を受けるのは同じ看板を出している他の加盟者です。その方々に弁済をするなど到底個人で支払えない金額になります。

一方で個人の中年男性になった場合、誰からも危険をアナウンスされないため罰則がきて初めて危険の存在を知ります。無知だとリスク回避できません。
それが原因となって廃業、破産することだってありえます。
口うるさいフランチャイズ本部は様々なリスクから守ってくれていると考えることができます。
しっかりと看板に守ってもらうためにもルールの趣旨の理解、納得のいかない場合は時には本部に提案もできるはずです。
自社競合ができても移転、改装、援助金の可能性がある
今後もこの業界の話題の中心となるのが競合、自社競合かと思います。

個人で商売をやれば全てが競合。競合ができていることに気付かないことすらほとんどです。
ましてや誰かが何かを援助してくれることなど基本的にあり得ないことです。

フランチャイズ加盟の場合、本部と交渉すれば移転・改装・援助金などの権利をもらえる場合がありますよね。
当時は、もらえて当たり前、本部が保障する義務があるぐらいに思っていましたが今では神様のように感じます。
例えば現在の収入の中心であるせどりで競合が発生したとします。
商売に対して誰かが半額で大量に売りにだすと全く売れなくなり不良在庫を抱え続けることになりますが100%誰も助けてくれません。
しかし、フランチャイズ本部の場合は何らかの救助をしてくれる可能性が0%ではありません。
多少、ワガママでうるさいなあとフランチャイズ本部に思われても、何度も交渉をして看板に守ってもらう可能性を諦めず続けていきましょう。
無知は罪ということ
今一番身に染みているので書きます。
何の後ろ盾もない今
無知は収入も得られませんし廃業のリスクからも守れません
最近Googleさんがブログのスポンサーになってくれて、まだまだ少額ですが収入を得ています。

こんなことが世の中にあるのは3カ月前まで知りもしませんでした。
ブログのことはインターネット上のただの自己満日記で、もの好きな人の集まりだなあと思っていたのでまさか自分が書くとは思っていませんでした(笑)
「加盟前に知っていれば」
「契約前に言われなかった」
という話よく聞きます。
言っているご本人が一番身に染みているので私なんぞに言われたくないと思いますが無知は罪です。
前項と重なりますが、加盟前に聞いていないことを主張して何らかのフランチャイズ本部から援助を受けられる可能性は0%ではありません。助けてくれるかもしれません。
一方で個人の中年男性の場合は0%です。無知は無収入です。
同情してくれる人すらいないほど全てが自己責任です。

看板の力は偉大でコンビニ加盟も良いものだなあと感じます。
まだまだやれることがあったなとも感じます。
コンビニ事業から離れた理由

現在、最低限の生活資金をコンビニ事業からとり、余剰利益は全て店長のものです。
それ以外は奥さんの仕事を手伝いながら収入を得ています。
自分が悪いのですが一度離婚もしていて馬車馬のように働いてきました。
子どもの大学が終わり、自宅のローンが終わったらセミリタイアを目標にしていいか奥さんと何度も話し合いして協力してもらっています。
車もありませんし負債が全くないので生活に困ることはありませんが、自宅ローンの繰り上げ返済をしているので貯金は少ないです。
Web収入を得た分を追加でどんどん資産運用していくので老後の資金にしたいと考えています。
現在、奥さんが協力してくれている恩返しができるように毎日試行錯誤している段階といった感じです。
つまらない身の上話をしましたが、同じ境遇で働いていた方に何かヒントになることがあればと思って書きました。
フランチャイズに加盟している看板の力を使い倒す気でいればまだまだうまくできる商売です
私はそれ以上に家族、自分の時間をとって生きていきたいと考えてリスクを承知の上で今の選択をしました。
ぜひ後悔のない選択をして人生の価値を高めていきましょう。
俺の遺言でした。