
セブンイレブンに続いてファミリーマートでも本部社員の加盟店への無断発注のニュース。
お店側の防衛手段として知識をつける必要がある。
お店側も知識をつけることができる本を2つご紹介
スーパーバイザーの実務:並木雄二
著者:並木雄二さん
1981年、セブンイレ ブン・ジャパン入社。SVとして加盟店の経営指導に従事。単品管理システムの 構築にも携わる。89年、東京商科学院入社。ビジネス教育研究所の主任講師と して人材教育研修業務にあたる。 93年経営コンサルタントとして独立 。
本の内容はスーパーバイザーの実務というタイトルになっていますがセブンイレブン目線100%になっています(笑)

目次でおわかりになる通り店舗の売場確認~アルバイトの指導の仕方、店内ミーティングのやり方、作業割当の組み方や予約の取組方まで網羅されています。
特に、発注と売場の考え方~発注分担の項は厚くなっていてかなり詳細に記載されています。
これを読んで自店に取り入れるだけで本部社員の力を借りずとも何段階もお店のレベルが上がりました。
現在の本部社員でここまで商売について熱く語れる人はおそらく少ないと思いますので、理屈で負けるようなことはほぼないはずです。
最も読んでいただきたいのは
予算と財務管理の項目です。

●●が売れてますね!
前年超えしてますね!
地区1位ですね!
このような話や、品揃えに欠けているかどうかなどの話が多く結局PLとBSにどう繋がっているのか、四半期や年度ではどう進捗しているのか考えて指導してくれる本部社員は少ない。
この本を読んでだいたいのことは自分自身で対応していたので担当する本部社員へ書籍の紹介をしていた。
加盟店オーナー皆が知識をつけていけば無断発注をする社員はいなくなるはず
ぜひ、一度読んでみてください。
コンビニエンスストアマーチャンダイジング :並木雄二
こちらも同じ並木雄二さん著です。べつにファンじゃないですよ(笑)
並木雄二さんの本は両方とも図や表が多くて端的でわかりやすいのでスッキリ読めます。

目次の通り具体的な内容になっていて1月~12月の催事ゴンドラ、商品トレンド、提案すべきカテゴリが解説されています。
さらに、後半は立地、時間帯別にどのような提案ができる可能性があるか。
また、集客のためにどんなイベント提案ができるか。
こんなことがびっしり書かれていますが書いていることがそのまま売場に使えます。

この2冊があれば本当、レベルが低い本部社員が担当するぐらいなら担当いらないからロイヤリティ返してって気持ちになっちゃいますよ(笑)
本部社員の役割はそれだけじゃないので言ってはいけませんけどね。
コンビニ本部社員とはどう付き合っていくか
この本は20年近く前のもので、当時開店担当してくれた本部社員が教えてくれました。
この本で基本的な商売の考え方、コンビニの在り方は学べます。
しかし最新情報を常に本部から提供してもらい活用するのが大前提。
本部の会議の情報を細かく教えてもらっていますか?
担当の本部社員やエリアの成績がどうか聞いてますか?
本部の取組で自店の成績のランクがどの位置か聞いていますか?
この辺りは重要です。
担当の本部社員やその上司も人間です。
取組が強いお店には依怙贔屓してしまうものですし、自身の成績エリアの成績が芳しくないとさらにその気持ちは強くなります。
いやらしい話ですが持ちつ持たれつの関係を作り恩を売っておけば、必ず困ったときに助けてくれる材料として使えます。
経営数値~商品や従業員管理はご紹介した本や色んなもので学べますので経営者として自分で知識をつけていくことが本来必要なことです。
本部の看板、商品、システムに旨味があってそこにお金を払っているのであくまでも本部の経営指導はおまけだと考えていただいたほうが良いです。
一目置かれる存在になれるように常に勉強をしたり最新の情報をインプットしておくことが良い関係の秘訣
ぜひ、本部と良い関係を築き快適な店舗経営をして生活を守っていきましょう。
俺の遺言でした。